刀ミュ紅白おめでとうなんて言えない

刀剣乱舞が好きで、毎年紅白を見ていて、刀ミュが苦手なめんどくさいオタクのただの愚痴です。

いたたまれないニュースを聞いて、まだ2日目なのにげんなりとしている。刀ミュが紅白に出るそうだ。今のこと、これからのことを考えると気が滅入りそうなので予め愚痴っておく。

私は刀ミュが苦手だ。最愛の初期刀、喋る審神者、歌い踊る刀剣男士、二部衣装…どれもこれも解釈違いだ。だからといって別にどうというわけでもなく、好きな方がいることも理解している。視界に入れないようにしていただけで、別世界で起きている話ならそれで良かった。

私は刀が好きだ、刀剣乱舞が好きだと仲の良い友人や家族(非オタ)には言っている。その子達から「あなたが好きって言ってた刀剣乱舞、紅白に出るんやって!?おめでとう!!」と言われた時の正しい反応はなんだろうか。私はミュは苦手なの、と言って原作ゲーム、ステ、ミュ、アニメと色々あることを言う?彼女たちにとってはそんな詳細どうでもいいことなのに?間違いなくめんどくさいオタクになる(もうなっているというつっこみはなしで)。この場合の正解は、ありがとう、とか、嬉しい、と返すことだろう。でも自分の気持ちに嘘をついて嬉しそうなふりをするのは、心がどっと疲れる。これが今起きていること。

一番苦痛なんじゃないかと予想しているのはやはり紅白当日。我が家では毎年家族で紅白を見る。どんな演出になるかは分からないが、おそらく日本のお茶の間の多くが頭にはてなが浮かぶか、失笑を漏らすんじゃないか。だって今までのアニメ枠割とそんな感じだったんじゃないかな。家族の「あなたこういうのが好きなのね」という(おそらく冷ややかな)対応の中で、私が好きなのはこれじゃない、原作だと言っても家族にとってはどうでもいいこと。刀剣乱舞はこういうものという認識ができる。よりによって私の苦手な刀ミュが刀剣乱舞の代名詞になる。刀ミュは苦手だが、推し(キャラの方)がそんな扱いを受けるのは耐えられない。私はやむを得ず刀ミュの推しを応援するだろう。応援したくないのに、刀剣乱舞が好きだから刀ミュを応援させられるのは、とても苦痛に違いない。

そして紅白が終わる頃には、日本中の刀剣乱舞を知らない人たちにとってはもはや刀剣乱舞=刀ミュになってしまう。成功していれば刀ミュはさらに幅を利かせてるだろうし、失敗していれば刀剣乱舞というコンテンツそのものにキズがつく。
どちらにせよ、私にとっては嬉しいことが待っていない。だから、私は刀ミュ紅白おめでとうなんて言えない。